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心身浄化の女子一人旅・伊勢神宮編③ 内宮

伊勢神宮 内宮 正宮 伊勢神宮

女子一人旅はハードルが高い。
そう思われている方も多いようですね。

でも、心静かに「神様の声を聴きに行く」感覚で、
伊勢神宮参拝の旅はいかがでしょうか?

コロナ禍で外出自粛が推奨されている、昨今の社会情勢ではありますが、
そんな時こそ「神頼み」をしたくなるのが人情というもの。

前回の記事では、伊勢神宮 外宮参拝について。また御垣内参拝についてご紹介させて頂きました。

心身浄化の女子一人旅・伊勢神宮編② 外宮

今回は、この続編となる、伊勢神宮 内宮参拝について。
また、神宮参拝に対する想いなどを紹介します。

是非、皆様に女子一人旅で行く、伊勢神宮 内宮の素晴らしさ、
また、天照大御神様の素晴らしさをお伝えする事が出来たら、
とても嬉しく思います。

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伊勢神宮 内宮(皇大神宮)

前回の記事で、外宮先祭(げくうせんさい)に基づく外宮先拝(げくうせんぱい)についてご紹介しましたが、外宮を参拝した後は是非内宮をご参拝されて下さい。

外宮から内宮へのアクセス

結論から言って、断然バスがオススメです。

バスを利用する場合

伊勢神宮 外宮から、伊勢神宮 内宮までは、
バスで約20分弱です。バスの停留所の名称としては、外宮前⇒内宮前です。


〒516-0023 三重県伊勢市宇治館町1

タクシー徒歩での移動も可能ですが、バスでの移動が便利です。

もしくは、外宮参拝の後で外宮参道での飲食お買い物を楽しみ、
伊勢市駅前⇒内宮前 のバスを利用するのも良いですね。

電車と徒歩の場合

伊勢市駅

伊勢市駅から近鉄山田線・賢島行に乗車して2駅五十鈴川駅から、
伊勢神宮 内宮まで徒歩で行く事が可能です。
約3.3㎞、約40分強かかる為、かなり体力を消耗します。

もちろん、体力に自信がある方は伊勢市駅から約5km、約1時間強の道のりを徒歩で行く事も可能ですが、内宮はとても広く、境内をかなり歩く為、
あまりお勧め出来ません。

私は以前、「令和」へ改元された際のゴールデンウィークで、
伊勢神宮を参拝した際に、かつてない混雑に見舞われ、バスを回避し、
五十鈴川駅から内宮までの道のりを徒歩で移動した経験がありますが、
かなりの体力と覚悟が必要です。

女子一人旅には、長距離の徒歩移動はオススメ出来ませんので、
どうか無理をしないで下さいね。

レンタル自転車を利用する場合

伊勢市駅 手荷物預かり所、もしくは外宮前 観光案内所で、レンタルサイクルを利用する事も出来ます。(写真は伊勢市駅 手荷物預かり所)
レンタルサイクル詳細についてはこちら⇒伊勢市観光協会

便利ではありますが、必ず借りた場所に返却しなければいけない為、
外宮から内宮に移動して、内宮周辺で宿泊の場合は少々不便なので注意が必要です。

以上の事から、やはり外宮から内宮への移動は、断然バスがオススメです。
バスの大混雑が想定される日でなければ、バスでの移動が便利です。

内宮(皇大神宮)

伊勢神宮 内宮 正宮

伊勢神宮・内宮 正式名称 皇大神宮(こうたいじんぐう)は、

皇室の御祖先とされ、私達日本人の総氏神(そううじがみ)とされている、天照大御神(アマテラスオオミカミ)様をお祀りしています。
日本神話では、国生みの神、伊邪那岐命(イザナギノミコト)様と伊邪那美命(イザナミノミコト)様のとされるのが、天照大御神(アマテラスオオミカミ)様です。
天照大神様と表記される事も多いのですが、ここでは神宮公式HPの表記に従い、天照大御神様と記させて頂きます。

公式HPにて、内宮のモデルコースが公開されているので、
こちらを参考にしてまわると良いと思います。

宇治橋(うじばし)

宇治橋

この橋を渡るとご神域に入ります。
五十鈴川にかかる宇治橋は、私達の住む人間の世界(俗界)と、神様がお住まいの神聖な世界(神域・聖域)を結ぶ架け橋と呼ばれています。

木除け杭と遷宮

宇治橋の上流数メートルに、大きな杭が立っているのですが、
これは「木除け杭」と言って、五十鈴川が増水して、倒木が流れて来た際、宇治橋の橋脚を直撃しないよう止めたり、木の方向を変えたりするための大切な役割を果たす杭です。

宇治橋 杭

宇治橋 杭

また、この宇治橋も伊勢神宮と同様に20年に一度の式年遷宮で架け替えを行います。遷宮の4年前が恒例となっているそうです。

何度も参拝させて頂いている伊勢神宮 内宮ですが、
毎回この宇治橋を渡る瞬間は気が引き締まります。

「穢れ」を持ち込まぬよう、正々堂々とこの宇治橋を渡り、
神様の前に立っても恥ずかしくない自分でありたいと思うのです。

宇治橋からの初日の出

また、冬至を中心として前後約一ヵ月の間は、
宇治橋の鳥居から昇る美しい日の出を臨むことができます。(11月下旬~1月下旬頃)それはそれは美しく神聖で、心が洗われるような光景ですので、
機会があれば是非、ご覧になってみて下さい。

宇治橋 日の出

宇治橋 日の出

女子一人旅で神宮参拝に来ている方々も、或いは男性一人旅や、写真が趣味の方々も、皆様、カメラを構えて美しい朝日を鑑賞し、写真に収めようと、
早朝から宇治橋の前に並んでいる方も大勢いらっしゃいます。

また、宇治橋を渡って左側に行くと、宇治橋を綺麗に撮影出来る場所があるので、是非立ち寄ってみて下さいね。

秋の宇治橋

宇治橋 秋

春の宇治橋

宇治橋 春

神苑(しんえん)

宇治橋を渡って右側に進むと、緑豊かな美しいご神苑があります。春と秋に行われる神楽祭公開舞楽や、奉納大相撲の土俵入り等が行われるようです。

神苑 

こちらは、元号が「令和」に変わる際に行われた「御即位奉祝」にて、
内宮神苑の特設舞台で披露された奉祝舞楽の写真です。

かつてない大混雑に見舞われたものの、記念すべき令和初日を、伊勢神宮で迎える事が出来た事は、大きな喜びでした。

手水舎・御手洗場(てみずしゃ・みたらし)

手水舎

昨今の社会情勢により、神社の手水舎では柄杓が撤去され、
流水形式に変化していってます。

以前の手水舎の様子

伊勢神宮 手水舎 柄杓
古き良き日本の文化を大切に、いつかまた参拝作法に基づき、柄杓で手と口を清められる日が来ると良いなぁと、願ってやみません。

五十鈴川 御手洗場

内宮では、御手洗場として五十鈴川で直接お清めをする事がオススメです。
五十鈴川の流れは、とても清らかに澄み渡り、もし許されるならば「禊」と称して全身川の水に浸かりたいような衝動にかれます。
ここでは小さく折り畳めるカップ等を持参して、手と口を清めるのがオススメです。

誤って川の中に大切な物を落としてしまったり、或いは川に落ちてしまわないように、気を付けて下さいね。

女子一人旅の方は、無理して五十鈴川に手を浸さず、
手水舎を利用して手と口を清め、御手洗場では五十鈴川の流れを眺めるだけでも良いと思います。
川の流れを見ているだけでも、心身の穢れが祓い清められていくのを感じる事が出来るでしょう。

瀧祭神(たきまつりのかみ)

瀧祭神

五十鈴川を守る、お水の神様
内宮参拝の際は、まずこちらにご挨拶をします。
「おとりつぎさん」と呼ばれていて、個人的なお願い事をするべきではないご正宮の天照大御神様に、お願い事をお取り次ぎ下さる神様だと言われています。

鳥居も社殿もなく、お賽銭箱と垣根に囲まれた伊勢神宮内宮の所管社です。

私は基本的に、こちらでも個人的なお願い事をする事はありませんが、
自分の名前と住所を告げ、以下のように伝えます。

「これから参拝させて頂きます東京都(以下略)在住の〇〇です。本日は〇〇についての感謝を捧げにお邪魔いたしました。今後は△△を頑張って参りたいと考えております。よろしくお願いいたします。」

このようにお伝えする事で、神様に「この人、また来たみたいですよ。今回はこういう用件みたいですよ。」と、お取次ぎ頂けたら嬉しいなぁと思って、参拝させて頂いてます。

正宮・皇大神宮(しょうぐう・こうたいじんぐう)

いよいよ内宮参拝の最大の目的である、天照大御神様にお目に掛かりに行きましょう。

伊勢神宮 内宮 正宮

写真撮影は石段の下までです。この写真は、カメラのズーム機能を駆使して撮影した写真です。
常に参拝者が大勢居る為、人の居ない写真を撮るのは、かなりの長時間を要しますが、早朝夕方頃の時間帯であれば、不可能ではありません。

是非、伊勢神宮 外宮の記事でご紹介した、御垣内参拝(みかきうちさんぱい)をお勧めしたいです。

初めて伊勢神宮様を参拝する前、私にとっての神社参拝とは、
少なからず「ご利益」を意識したものでした。

伊勢神宮参拝にあたり、失礼のないように下調べを行い、
以下の事を学びました。

「私幣禁断(しへいきんだん)」という制度に基づき、天皇陛下以外は、私的な願い事や捧げものをしてはならないという、伊勢神宮参拝における大原則。
つまり、
「願い事をするのではなく、ただただ感謝を捧げる。」

この事実を知り、少なからず衝撃を受けました。
「そんな事が本当に自分に出来るのだろうか?」と疑問に感じました。

神社を参拝すれば、もはや習慣のように多くの人達が願い事をするでしょう。

「〇〇が△△になりますように。」
「〇〇のお願いが叶いますように。」

私もずっとそのように参拝してきました。
ところが、いざ伊勢神宮 内宮、正宮を目の前にしてご参拝させて頂いた途端、
私の中に衝撃にも似た感情が走り、涙と共に、これまでの全ての出来事が浄化されていくのを感じました。

内宮 早朝

参拝するなら、早朝参拝がオススメです。
神宮参拝についての想いは、この記事の続編にて詳しく綴りたいと思います。

御稲御倉(みしねのみくら)

御稲御倉

内宮参拝の後、荒祭宮に向う途中にある、内宮の所管社の一つ。
神宮神田で収穫した御稲が奉納され、三節祭の際に神前にお供えされます。

御稲御倉

こちらは内宮と同じ唯一神明造で、ちょうど正宮の1/5の大きさで造られているのだそうです。

割と素通りしていく人が多いのですが、こういう細やかなところに目を行き届かせる事こそ、女子一人旅の醍醐味です。
是非チェックしてみて下さいね。

別宮 荒祭宮(あらまつりのみや)

荒祭宮

内宮第一の別宮 荒祭宮は、天照大御神様の「荒御魂」をお祀りしています。

外宮の記事で多賀宮(たかのみや)を紹介した際に、荒御魂について少し触れていますが、荒御魂(あらみたま)とは、時に自然災害をも起こさせてしまうような、神様の荒々しい一面です。

対して、優しく全てを包み込む、穏やかで平和的な一面和御魂(にぎみたま)と言います。

どちらも大切な神様の一面であり、それと同様に私達人間にとっても、
どちらも大切な魂だと考えています。

荒祭宮

こちらも早朝参拝がオススメです。
荒祭宮では、正宮で行ってはいけない「お願い事」をしても良いとされていますので、もし何か強く叶えたい想いがある時は、荒祭宮様でお願いしてみましょう。

なお、正宮から荒祭宮に向う、下りの石段に、「踏まずの石」と呼ばれる、
踏んではいけない石があるので、注意して下さいね。

踏まずの石 荒祭宮

石の割れ目が 「天」の字にも 「人」 の字にも見える事から、
踏んではいけないと言われています。

別宮 風日祈宮(かざひのみのみや)

 

風日祈宮

風雨を司る神、級長津彦命、級長戸辺命をお祀りする別宮

伊勢神宮 内宮 別宮 風日祈宮

長さ45.6mの風日祈宮橋を渡って参拝するのですが、
ここではいつも清々しい気の流れを感じ、そっと背中を押してくれるような、優しい「追い風」を送って頂けるのを感じる事が出来るでしょう。

伊勢神宮 内宮 別宮 風日祈宮

伊勢神宮 内宮 別宮の中でも、特に好きな神社様です。
女子一人旅は全てにおいて自由です。
好きなお社で好きなだけ時間を費やし、そっと神様との対話を楽しみましょう。

内宮 御饌殿・神楽殿(みけでん・かぐらでん)

内宮 御饌殿

内宮では一般的な御祈祷御祈願にあたるものを「御饌」(みけ)と呼び、奏楽・舞を奉納する「御神楽」(おかぐら)とは、行う場所も内容も別です。

御饌御神楽の違いについては、公式HPを御覧下さいませ。

御饌について

所要時間は15分程度。5000円から。
内容としては、主にお祓いと祝詞奏上

御神楽について

内宮 神楽殿

所要時間は25分~40分程度。1,5000円から。
内容としては御饌の内容に加え、雅楽の調べと共に舞を奉納するもの。

過去に2回のみ、御神楽をあげさせて頂いた事があります。
私は最低ランクの1,5000円の御神楽の申込でしたが、
たまたま、10万円クラスの「別大々神楽」を御奉納された方とご一緒させて頂き、
倭舞・人長舞・舞楽1曲の素晴らしい舞を拝見する機会を頂きました。

生演奏の雅楽の調べを聞いているだけで、
心身が浄化されていくのを感じましたし、神様の最上級の感謝を捧げたい時は、御神楽をあげる事をオススメします。

いつかまた、感謝を込めて御神楽をあげさせて頂きたいです。
頂いた御恩はお返しする為にあります
いつの日か、私が「別大々神楽」をあげさせて頂き、「御神楽」を申し込んだ方に豪華な御神楽をお裾分け出来るような存在になりたいと、心から願っています。

神馬見参(しんめけんざん)

伊勢神宮 内宮 神馬見参

伊勢神宮では、神様の乗り物として奉納されている神馬(しんめ)が居ます。
伊勢神宮で神馬に会えた人には、幸運が訪れると言われています。

普段は御厩(みうまや)と呼ばれる場所で休んでいるのですが、いつも御厩に居るとは限らず、お天気や体調にもよりますが、大体13時~15時に居るそうです。

外宮で会えた神馬

伊勢神宮 内宮 神馬

内宮で会えた神馬

伊勢神宮 内宮 神馬

外宮・内宮ともに、毎月、1日、11日、21日の朝8時頃神馬見参と言って、
神馬が正宮に参拝する様子を見る事が出来ます。

伊勢神宮 内宮 神馬見参

冬至の時期と重なった場合は、宇治橋の日の出を見てから神馬見参と、
少々忙しいスケージュールになりますが、どちらも素晴らしいので、
是非、情報をチェックして、一生に一度は見てみて下さいね。

伊勢神宮 内宮(皇大神宮)まとめ

この記事では、内宮の概要についてをご紹介しましたが、
私が本当に書きたい事は、伊勢神宮に対しての私の想いと、
神宮参拝によって、変化して行った私の人生観についてです。

長くなりましたので、私の想いについては続編の記事にまとめました。
是非、以下の記事も御覧頂けると嬉しいです。

心身浄化の女子一人旅・伊勢神宮編④ 人生を変えてくれた伊勢神宮

今ではすっかり女子一人旅のベテランとなった私ですが、
伊勢神宮を初めてツアーではなく、個人で計画して参拝した際は、
とても緊張しましたし、情報収集にも苦労しました。

私の書く記事が、今後女子一人旅で伊勢神宮に参拝してみたいと思っている方、
また、女子一人旅でなくとも、男子一人旅やご家族でのご旅行の際、
ほんの少しでもご参考になれば、とても嬉しく思います。

早く安心して参拝出来る日が来る事を、心から願ってやみません。

伊勢神宮に対しての熱い想い 是非お読みくださいませ♪
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