春夏秋冬、それぞれ違った景色を見せてくれる秩父。
私が女子一人旅で秩父に何度も訪れたのは、季節ごとの花が咲き、
その広大なスケールと美しい景観に、心底魅了されたからです。
また、楽しく壮大なお祭りが開催され、
東京では見られない、その賑やかな光景と、地元の人達の熱い想い、
女子一人旅で遊びに来ている、秩父好きの私を心から歓迎し、
何度でも迎え入れてくれる懐の深さに感動し、一期一会の素晴らしさを私に教えてくれました。
女子一人旅 日帰り旅行・秩父編①では、東京～秩父までのアクセス方法やお得な切符の情報、
女子一人旅 日帰り旅行・秩父編②では、秩父三社詣りについて紹介しました。
こちらはその続編の記事です。
四季折々の秩父日帰り一人旅の楽しみ方
秩父の素晴らしいところは、何度訪れても季節ごとの楽しみ方が出来る事です。
その広大な自然は、しばし都会の喧騒を忘れさせてくれます。
ここでは四季折々の秩父一人旅のオススメ観光スポットを紹介します。
秩父の春
羊山公園の芝桜
毎年4月上旬から5月上旬にかけて、9種類40万株以上の美しい芝桜を見る事が出来ます。
約17,600平方メートルもの広大な敷地に、まるでパッチワークのように美しく植えられた芝桜と、
秩父のシンボル武甲山が合わさった景色は、一度見たら忘れらない絶景です。
毎年開催される芝桜まつりでは「秩父路の特産市」が開催されています。
一面に広がるピンク色のグラデーションに、
女子としてはなんとも幸せな気分になり、
一人旅だからこそ、あらゆる角度から芝桜の丘を見学し、
好きなように、好きなだけ写真を撮って楽しめます。
「芝桜まつり」は中止となりました。
またいつか開催される事を願っています。
【交通アクセス】
〒368-0023 埼玉県秩父市大宮6360
西武鉄道 横瀬駅から徒歩約20分
【お問い合わせ先】
一般社団法人 秩父観光協会
TEL：0494-21-2277
天空のポピー
毎年5月下旬から6月上旬にかけて彩の国ふれあい牧場（秩父高原牧場）の約1,500万本のシャーレーポピーが見頃を迎えます。
標高500メートル、面積5.0ヘクタールの広大な敷地に一面に咲くポピー。
天気の良い日は青空に山々の景色が美しく広がり、まさに「天空のポピー」という名前がピッタリです。
東京都内では見る事が出来ない絶景に、感動を覚えます。
とても空気が良く、深呼吸をして自然を満喫し、
日帰り一人旅気分を満たす事が出来ます。
【交通アクセス】
埼玉県秩父郡東秩父村坂本2949-1
秩父鉄道 皆野駅からシャトルバスで約20分
【お問い合わせ先】
皆野町役場産業観光課
TEL:0494-62-1462
またいつか開催される事を願っています。
秩父の夏
寺坂棚田「ホタルかがり火まつり」
平成19年（2007年）から始まったイベントで、7月初め頃に一日限定で、
横瀬にある寺坂棚田で「ホタルかがり火まつり」が開催されます。
自生のホタルと、ペットボトルの中でリサイクル燃料を燃やして灯す「かがり火」。
そして暗闇に浮かび上がる武甲山と、三菱マテリアルの工場夜景。
まるで自然と共存する人間社会の縮図のような、美しい風景に出会えます。
【交通アクセス】
〒368-0072 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬1854
西武鉄道横瀬駅から徒歩約15分
【お問い合わせ先】
一般社団法人 横瀬町観光協会
TEL：0494(25)0450
またいつか開催される事を願っています。
長瀞船玉祭
毎年8月15日に行われる船玉祭は、荒川の水上安全無事故を願うお祭りです。
万灯船の水上渡御をはじめ、灯篭流しや花火大会など、
とても見応えのある美しいお祭りです。
東京都内で開催される花火大会と違い、花火の打ち上げ場所がとても近く、
迫力があります。
フィナーレのナイアガラは圧巻です。
かなり早い時間から、レジャーシートで岩畳に場所取りされていますが、
一人旅だと身軽で、場所も少しのスペースで足りるので、
隙間を埋めるような感じで、良い観覧場所を確保出来ます。
【交通アクセス】
埼玉県秩父郡長瀞町長瀞
長瀞岩畳周辺
【お問い合わせ先】
長瀞町観光協会
TEL:0494-66-3311
またいつか開催される事を願っています。
秩父の秋
寺坂棚田彼岸花まつり
平成19年（2007年）から始まったイベントで、毎年9月下旬に一日限定で、
横瀬にある寺坂棚田で「寺坂棚田彼岸花まつり」が開催されます。
豊かに実って首を垂れる寺坂棚田の稲穂と、
あぜ道に咲く彼岸花が最高に美しく、
日本人として生まれてきた喜びで心が満たされます。
日本の原風景というのは、こういう光景の事をいうのだなと、
しばし時を忘れて佇んでしまいます。
「寺坂棚田彼岸花まつり」が開催されていない時でも、自由に観覧出来るので、
空いている時にゆっくり散策するのがオススメです。
本当に他に誰一人居ない時もあるので、是非日帰り一人旅で寺坂棚田に行き、
この美しい景色を独り占めにしてしまいましょう。
【交通アクセス】
〒368-0072 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬1854
西武鉄道横瀬駅から徒歩約15分
【お問い合わせ先】
一般社団法人 横瀬町観光協会
TEL：0494(25)0450
※2020年の寺坂棚田「寺坂棚田彼岸花まつり」は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
またいつか開催される事を願っています。
長瀞の紅葉
11月上旬～11月下旬頃になると、長瀞岩畳周辺の長瀞渓谷の紅葉が見頃を迎えます。
国の名勝・天然記念物に指定されている、約500mにわたって続く岩畳を散策するも良し、
荒川ライン下りで船の上から紅葉を眺めるのもまた良しです。
月の石もみじ公園の紅葉もとても綺麗なのでオススメです。
紅葉ライトアップ
【交通アクセス】
〒369-1305 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1446付近
秩父鉄道上長瀞駅から徒歩約5分
【お問い合わせ先】
長瀞町観光協会
TEL:0494-66-3311
※2020年の「月の石もみじ公園の紅葉ライトアップ」は新型コロナウイルスの影響で中止になりました。
またいつか開催される事を願っています。
秩父の冬
あしがくぼの氷柱
毎年1月上旬〜2月下旬に公開される人工氷柱で、秩父路三大氷柱の一つであるあしがくぼの氷柱
2014年冬に横瀬町芦ヶ久保の兵ノ沢（ひょうのさわ）に、新たに誕生した氷柱スポット。
地元の人達の手で整備され、沢の水が撒かれ、大きな氷柱が山肌に作られています。
明るいうちに見る氷柱も、キラキラしていてとても綺麗なのですが、
ライトアップの美しさは本当に感動します。
都会のイルミネーションも綺麗ですが、
自然を上手く利用した美しいライトアップは、秩父ならではです。
一人旅であしがくぼの氷柱に行き、会場内のドラム缶ストーブで温まっていると、
現地スタッフさん達が、とてもフレンドリーに話しかけてきてくれます。
「どこから来たの？」で始まり、会話が盛り上がり、
会場内はとても寒いですが、心の温まる一時を過ごす事が出来ます。
気さくな秩父の現地スタッフさん達と、是非、一人旅ならではの一期一会を楽しんでみて下さい。
【交通アクセス】
〒368-0071 埼玉県秩父郡横瀬町芦ヶ久保
西武秩父線 芦ヶ久保駅から徒歩で12分
【お問い合わせ先】
一般社団法人 横瀬町観光協会
TEL：0494(25)0450
【開催概要】
2020年は暖冬の為、氷柱形成が出来ず中止になりました。
今年（2021年）は1月12日より開催予定です。
開催日程：2021年1月12日（火）～2月23日（火・祝）9時～16時
【土曜・日曜・祝日】９時～19時まで（ライトアップ点灯は17時～19時・最終受付18時30分）
土日祝の13時～19時までの入場はこちらで事前予約制です。
会場内滞在時間1時間以内。
感染症対策をしっかり行い、ルールを守って鑑賞しましょう。
秩父路三大氷柱として他の氷柱もご紹介します。
尾ノ内百景氷柱
尾ノ内百景氷柱と三十槌の氷柱は、私のように電車とバスを乗り継いで一人旅をする者にとっては、
大変不便な場所にあります。
私は秩父で現地の人と仲良くなって、有難い事に車で連れて行って頂きました。
秩父にはそんな人情味溢れる、素敵な方々が居て下さいます。
秩父夜祭
毎年12月3日に行われる秩父神社の例祭「秩父夜祭」は、
国の重要無形民俗文化財と重要有形民俗文化財に指定されています。
平成28年には「山・鉾・屋台行事」の一つとして世界無形文化遺産に登録されました。
秩父の地元の人達が一丸となって盛り上がる秩父夜祭。
秩父夜祭の日は、街の殆どの学校や会社がお休みになるのだそうです。
それ程までに熱い秩父夜祭を、是非日帰り一人旅で堪能してみましょう。
秩父夜祭という名の通り、夜には花火も打ちあがり、
クライマックスを迎えるお祭りではありますが、
朝から行っても充分楽しむ事が出来ます。
秩父祭屋台の市内引き回しが、朝9時から行われ、
各屋台が祭り囃子、長唄、踊りなどを披露してくれます。
3日の19時〜22時の3時間は、お祭りが最高潮に盛り上がる時間帯です。
秩父神社から秩父市役所横の御旅所に向けて各屋台が出発し、
団子坂をひき上げられ、合計6基の山車と笠鉾が御旅所に集結する様子は圧巻です。
19時半〜22時頃まで羊山公園から打ち上げられる、約7000発の迫力のある花火と、
灯りがともされた屋台の光景、そして何より地元の人達のお祭りにかける熱い想いを、
是非体験してみて下さい。
団子坂周辺は17:30～入場規制がかかる為、
団子坂ひき上げの様子は、有料観覧席でないと見る事が出来ません。
これは日帰り一人旅ならではの特権となるのですが、
当日、急にキャンセルが出た分の有料観覧席を購入する事が出来ます。
無理だと思いつつ聞いてみたところ、
偶然一人分だけキャンセルとなった良い観覧席を購入する事が出来たので、
是非、現地で直接聞いてみて下さい。
帰りは混雑と交通規制などで、思わぬ遠回りをしなければいけない場合がある為、
余裕を持って行動する事をオススメします。
また、同行者が居る場合はなかなか気を遣って提案出来ない、
「オールナイトで朝まで秩父夜祭」も是非、一度は体験してみて下さい。
団子坂ひき上げは入場規制で立ち入る事が出来ませんが、
団子坂ひき下しは、団子坂で間近で鑑賞する事が出来て、
地元の人達と一緒に綱を引いたりする事も出来ます。
私自身も過去に二度、朝まで秩父夜祭を体験した事がありますが、
意外と一人旅でそういう楽しみ方をしている方々が居て、
一期一会で言葉を交わしたりしながら、とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。
※2020年は新型コロナウイルスの影響で、屋台・笠鉾の曳き廻しは中止となりましたが、
規模を縮小しての祭典と、花火の打ち上げは行われたそうです。
安心して「密」を体験出来るようになり、また以前のような秩父夜祭が開催される事を心から願ってやみません。
【交通アクセス】
秩父神社 御旅所
〒368-0032 埼玉県秩父市熊木町９−３
【お問い合わせ先】
一般社団法人 秩父観光協会
TEL：0494-21-2277
宝登山ロウバイ園
毎年1月下旬から2月中旬頃になると、ロウバイが見頃を迎える長瀞宝登山ロウバイ園
標高497メートルの宝登山山頂に位置する宝登山ロウバイ園では、
約15,000平方メートルの広大な敷地に、3, 000本の臘梅が咲き乱れ、
澄み渡る清々しい山の空気の中、美しい景色と共にロウバイを楽しむ事が出来ます。
見頃を迎えたロウバイ園は甘い香りが漂い、女子日帰り一人旅で訪れると、
幸せ気分になる事間違いなしです。
【交通アクセス】
〒369-1305 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞2595
【お問い合わせ先】
長瀞町観光協会
TEL:0494-66-3311
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続編として紹介します。
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